ニューギニア〜オーストラリアの東海岸に自生する原種で、オーストラリアでは主にビクトリア西部からクイーンズランド南東の海抜500m付近の低山に分布しているとあった。
日当たりの良いむき出しの岩肌や、熱帯雨林の林冠上の枝に根を張り付かせて生育する。
別名、タイミンセッコク(大明石斛)、ダイミョウセッコク。
デンドロビウムの中でも大型の部類に入り、バルブは牛の角のような形で、生長すると高さ60cmほどになり、やや厚みのある葉が2〜6枚付く。
開花期は冬〜春。花茎を伸ばして白〜クリーム色の花を100輪ほど付ける。
花つきにムラがあるのでバルブをしっかり太く育てることが大切。晩秋〜冬の断水と低温が花芽形成のトリガーになる。
植え替え | 肥料 |
4月下旬〜5月上旬 | 春〜秋の生育期 |
夏〜初秋は直射日光を避け、それ以外の季節はよく日に当てる。
花芽を作り始める秋以降はたっぷり日に当てる。
この時期は直射日光で問題はなく、西日には注意したほうが良いそう。
耐寒性が高く、凍らせなければ冬越しできるものの、2〜3℃は必要とあった。
オーストラリアでは冬にあたる6〜8月の気温は最高15℃、最低5℃あたり。
春に新芽が伸びてくる頃から秋の中頃までは乾いたら水をたっぷりあげる。
10月中頃から水やりの回数を減らしていき、11月からは一切水を与えない。
春に近づき気温が上がり始めたら徐々に水を与える。
肥料は5月から開始。液体肥料を週に一回の頻度で、窒素が多いものを与える。
9月からはリン酸が多いものに切り替え、10月中旬で終了。
洋らん会の株分け講習で割った株から分けてもらった。
帰宅してすぐにコルク付にする。
持ち主さんは、自生地の乾季にあたる8月に水を切っていると言っていたので、育て方に絶対ということはないんだなあ。
いくつか見た自生地の写真だと下に向かってバルブを伸ばしていくようだけど、上向きに付けてみた。
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