自生地

ボルネオ島(カリマンタン)を中心に、ミャンマー、タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール等に分布していて、気温は通年25℃~31℃。12月~3月頃の乾季はあるものの、ほぼ毎日雨が降るような地域。
熱帯雨林の高木の樹冠付近に着生し、雨が降っても強い日差しと強い風ですぐに乾く環境だそう。
同環境の再現や水やりの加減が栽培下で難しいため、本種の難易度は高いとされている。


水やり

水苔下部の表面が乾いても我慢。そこから様子見して、コルクごと持ち上げ軽くなったら、水苔の芯まで水を蓄えるように水やりをしてる。貯水葉がミズゴケを包み込むから、水を張った容器に水没させる方法が楽。
温度があるなら日に2〜4回ミスティングしてるけど、空気を動かして乾きやすい環境下。

光・日当たり

自生地の環境だと直射日光がずっと当たっているようだけど、暖かくなって外に出していきなり直射日光に当てると葉焼けしやすいので要注意。我が家は遮光シート75%を張ってる。
室内で使用しているライトはUNITYのSWING BASE(UFL-8452W-50)。植物用ライトではないけど色温度5,000K(昼白色)、光束4,400lm(計測距離不明)あれば調子を崩すことはないんじゃないかな〜。lux(ルクス)は1mで1,600luxのようで、全然足りないと思う。
以前はアクアリウム用ライトを真上に吊るして冬を越せてる。


用土・肥料

用土はミズゴケとココヤシチップやベラボンを併用。 肥料は有機肥料(発酵油粕・籾殻堆肥)をたっぷり。成長期は週に2〜3回葉水で液肥(窒素が多いもの)、月に1〜2回液肥(窒素が多いもの)で水やり。液肥の希釈は規定量。
ビカクシダは肥料食いなので、今のところ肥料焼けを起こしたことはないかな。

温度・室温

15℃以上なら屋外。
冬季の室温は大体20℃〜23℃くらい。


2021年11月8日

購入したのは2021年10月30日。室内の窓際で育て始める。
約一週間で新たな胞子葉が顔を出す。


2021年11月25日

15日経過して大きくなったけど、浮いているのが気になる…。ちゃんと包み込んでくれるのか心配。


2021年11月28日

更に3日後にはぺたっとなって一安心。キャベツのような貯水葉が段々癖になってくる。


2021年12月3日

一ヶ月を過ぎて貯水葉は更に大きくなり、成長点から新たな芽。このお手々な感じは胞子葉で間違いなさそう。


2021年12月22日

順調に育っていて貯水葉は包み込み完了の様子。新しい胞子葉は両手を上げて背伸びをしているように見える。


2021年12月27日

いつの間にか折れてる…神経質に扱っていても気づかないうちに折れているんだから、十二分に慎重に扱わないといけない。


2022年3月2日

背伸びに見えた胞子葉新芽はもう立派に生長。(左上)
隠れてしまっているけれど、右上で新しい胞子葉が背伸びしてる。


2022年5月26日

隠れていた胞子葉も立派になって、とっても順調。
「リドレイは難しい」と見聞きしているから、今でもビクビクしながら水やりのタイミングを見計らっている。


2022年9月5日

新しく伸びている胞子葉が変な方向を向いてしまっているけれど、元気だからま、いっか。
原因は光量だと思う。真上からアクアリウム用のライトで照らしているけれど、窓側の光を感じ取ったんじゃないかな。
効率よく強い光を当てられるライトを探してみようかな~。


2023年7月5日

あんまりきれいな形じゃないけど、元気。育てはじめておよそ2年半、ようやく栽培の環境が整ったからこれからきれいに育てられたら良いな。


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