やっと見つけた
苔を探しているとどんどん探索範囲が広がっていきます。
山に入る度に奥へ進み、川に行く度遡り、更なる生息地を求めて遠方に出かけるからです。
山に入ればどの苔にも出会えるわけではありません。
種類ごとに好きな環境がありますから、探す苔が居そうな場所を見つけなければならないのです。
ミズゴケ

ホームセンターの園芸コーナーで『水苔』として販売されているのが本種です。
土に混ぜたりする目的の商品なので、残念ながら大抵死んでいるミズゴケです。
生きているミズゴケはインターネットで買えば入手できますが、せっかくなら野生のミズゴケに会いたくなりますよね?
ミズゴケの生息地
水辺にいます。
高地・低地は関わりません。
湿地と呼ばれる場所には高確率で生息していますので、川よりも止水周辺が好ましいです。
※管理されている湿地は、採取が禁止されていることがあります。
ミズゴケの中でもオオミズゴケと呼ばれる種類が上記の条件で生息しています。
オオミズゴケ

近影です。
ふわっふわでしっとりした感触が気持ち良いです。

遠影です。
ここのミズゴケは少ないと言えます。
大抵群生地ではとんでもない量のミズゴケで小山ができています。
オオミズゴケの全身

先端が膨らんでいるだけなんですね。
写真のミズゴケは地面を横に這っていましたが、湿地に生息しているミズゴケは上に伸びている事が多いです。
まだ見ぬ苔が居そうな場所を探し、地面を舐めるように歩き、ついに見つける。
この喜びが楽しいです。
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