原種。1840年頃、ブラジルのミナス・ジェライス州のサンフランシスコ川流域で発見され、発見者の名前にちなんでワルケリアナと命名された。
その他にゴイアス州やサンパウロ州に分布し、標高1,000〜2,000メートルの低木や岩上に着生している。雨季と乾季がはっきりした環境で、乾季は全く雨が降らず、年間降水量のほとんどが雨季に降るというから、熱帯雨林のような環境ではなくて、枝の細い低木と岩肌からなる乾燥した印象の土地で、雨季には湿度が高くなる。沢の近くに自生していると言う人や朝霧が多いと言う人もいるので、乾燥地帯だからと辛めに育てれば良いわけじゃなく、水を好むと思った方が良い。乾燥に強いので板付けに向いている。
開花期は冬。花色は豊富で、株の小ささに比べ花が大きいのが特徴。バニラやシナモンのような香りがする。
コメント